9割の経営者は、従業員との関わり合いに悩んでいる(編集長インタビュー vol.1)

2019年05月07日 narumi.ito

みなさんこんにちは。キャリアコンサルタントの伊藤です。         

今回は特別企画として、WORK THINK(ワークシンク)編集長 河原 哲史さんに この「WORK THINK」の立ち上げに至った経緯や、今後の展望についてお伺いしました。

河原 哲史(かわはら てつし)
株式会社キャリアクリエイティブ 代表取締役
愛知県岡崎市生まれ、岡崎市育ち。法政大学 工学部電気工学科を卒業の後、地元企業でもある株式会社デンソーに入社。開発事業を含め13年間勤務し、外資系の自動車部品メーカーへ転職。その後は、個人事業主やドイツでの勤務などを経験し、2017年に同社を設立。JCDA認定キャリアコンサルタントとして企業内組織改革に携わる

 - そもそも何故「組織改革」や「キャリア」関係の仕事を始めたんですか?

正直、新卒でデンソーに入社したときには、特に出世欲がある訳でもなく、定年までずーっと働くものだと思っていました。「キャリアプラン」なんてものは全然気にしていなかったですね(笑)でもある時、社内に自動車レース用製品を開発している部署の存在を知って”自分にやりたいことはこれだ”って思ったんです。それから、何度も上司に直訴しましたが、初めは全く相手にされませんでした。それでも諦めきれず、何度もアピールし続け、最終的には希望の部署へ異動が叶って、すごく嬉しかったです。仕事は本当に面白くて、やりがいもありました。この時に初めて「意思を持って行動を起こすこと」は、素晴らしいことだと実感しました。

それからは外資系企業への転職や、個人事業主の経験もしました。今の会社を起業する前には、再び自動車レースの仕事をするため、単身でドイツにも行きました。ただ、両親の介護をきっかけに帰国をする必要があり、そのタイミングで再び起業を考えたんです。自分には何ができるんだろう、何がしたいんだろうって…これまでの自分の生き方や生き様について振り返ってみたら「行動する大切さを人に伝えたい」という答えに辿り着きました。そこで、いろいろと調べている中で「キャリアコンサルタント」の資格に出会い、今までの経験を活かせる組織改革やキャリアに関わる仕事をしようと決めました。

― 実際に「キャリアコンサルタント」の仕事をしてみて、どうでしたか?

それが、ビックリするくらいの認知度の低さで(笑)

異業種交流会などで名刺交換をしても、9割方の人は「何をしてくれる人?」と聞いてくるんです。これは「やばいな」と思いました。このままでは事業としての継続はおろか、キャリアコンサルタントの価値も広まらない…「行動する大切さ」を伝えることができない。現状がそうなら、自分が先駆者になっていかなければ!とポジティブに捉えることにしました。そして実際に経営者の方々とお話をする機会が増えると、予想していた以上に深刻な問題を抱えていることが分かってきました。

- 例えば、どんなご相談がありますか?

私の場合は、従業員が50名以下の中小企業様(特に製造業、サービス業)が多いです。愛知県内が中心ですが、 最近は関西からもお声がけいただいています。内容は様々ですが、

「社員が増えてきてリーダーを作ってみたけれど、期待した役割を果たしてくれない」

「離職する社員の数が減らず、何をどう対策したらいいのか分からない」

「社員同士の人間関係が悪くて、仕事がスムーズに回っていない」

「会社が成長するにあたり、評価制度、教育体制を整えたいがノウハウがない」

「近年、従業員一人一人の活力が低下しているように感じる」

などでしょうか。

はたから見れば、業績・従業員数共に問題はないけれど、従業員への関わり方に悩んでいる経営者の方々は本当に多いです。でも、誰に相談したらいいのか、どれくらいの費用がかかるのか、どれくらいの期間をかければいいのか…そういった情報が不足していて、経営者の方が一人で悩んでいるという話をよく聞きます。

- だからこそ「WORK THINK」が必要だったんですね!

はい、そのとおりです!この「WORK THINK」の立ち上げの目的は、そこにあります。

ここに記事を提供してくださる方々は、第一線で「働き方改革」や「キャリア支援」、「キャリ教育」に関わっているキャリアコンサルタントが中心です。それぞれが得意分野を持っており、様々な事例を掲載しています。もし今、抱えている経営課題や組織課題を誰にどうやって相談したらいいか分からない…ということがあれば、記事の作成者へ直接問い合わせ(プロフィールに連絡先があります)をして頂き、お気軽にご相談ください。私宛にご連絡を頂いてももちろん大丈夫です。ヒアリングに関しての費用はかかりません。

今後は働き方改革、組織改革を実際に行っている(行った)会社の事例などを紹介させていただきながら、これからの時代に即した情報提供、勉強会の開催なども検討しています。このメディアが、経営者の方、人材・労務に関わる方が抱える問題と、専門のキャリアコンサルタントをベストな状態で繋ぎ、問題の改善に貢献できるよう今後も運営をしていくつもりです。

- 河原さんの、これからの野望は何ですか?

WEBメディア「WORK THINK」の運営は、あくまで手段の1つです。最終的には様々なアプローチを通じ、従業員の方はもちろん、経営者の方も含めて、働くすべての人たちがお金のためだけではなく、自分の仕事にやりがいを持ち、幸せを感じられるような状態を作っていくことです。そうすることで、会社全体の生産性も上がり、1人1人の人生が豊かになると思っています。少し大袈裟ですが、この日本という国、そして世の中がもっと明るく、楽しい世界になるよう、尽力していきたいですね。


伊藤 成美

Interviewer:伊藤 成美(いとう なるみ) 岐阜県出身、名古屋の芸術系大学を卒業。第二新卒で入社をした名古屋の人材派遣会社に在職中、国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得。現在はプログラミングスクール「TECH::EXPERT」のキャリアアドバイザーとして20代・30代を中心とした転職サポートを行っている。