人生という物語を、自分の望むゴールにする
~ナラティブアプローチ~

2019年02月28日 肥田 憲和

こんにちは、キャリアコンサルタントのひだです。
「あなたは今幸せですか? 幸せをつかむために、自身の過去を見つめ直し、明るい未来に向かって歩き出しましょう」と書き出すと、いかにもスピリチュアルな感覚に陥ってしまいます。スピリチュアルな話は私も好きなのですが、今回は少々毛色が異なります。

皆さんは「機動戦士ガンダム」はご存知でしょうか?   私は大好きで、少々路を踏み外した感もあります。そのガンダムがまた映画になりましたね。タイトルは「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」。ぜひ観たい。

ところでナラティブ “narrative” とは何でしょうか?

ネットの辞書で引くとざっくり《「物語」や「語り」のこと》と書かれています。GUNDAM THE ORIGINなどでファーストガンダムの少し前など「過去」が描かれていましたが、そこから連綿と続く歴史。その一つ一つにも物語があり、次代へと受け継がれていく。ガンダムの世界では数多くの物語が描かれていますね。ファースト、Z、ZZ… そしてそこに登場するひとりひとりにも物語がある訳です。

そして我々個人個人にも幼少時代、小学生時代、中学、高校、大学、社会人、そして現在と、歴史があります。人によって、内的・外的な要因によって異なる流れがありますが、その人にとってはかけがえのない物語です。人生の一つ一つに物語があり、大小様々な転機があり、知ってか知らずかあなた自身の判断で貴方の歴史は転換したのです。この歴史が個人のキャリアです。

では未来はどうでしょうか?  
人生という物語を、貴方の望むゴールにする為に、今、何が出来るのでしょうか?そこまで永くなくても、途中のポイントで考えても構いません。


3年後、5年後の貴方をどうなりたいですか? 

その為にどう行動すれば良いのでしょうか? 


その答えは、貴方の胸の内にあります。意識をすれば転機が訪れた際に、希望の選択をしやすくなります。選択の後、自らの意思による行動が伴う事も大事ですね。決めても行動しなければ変わりません。ガンダムの世界ではその行動が「戦争」と言う形で現れています。戦争は自分の主張を力で押し付ける行為です。どんなにその主張が優れていても悲しみが伴ってしまいます。

貴方は誰かが悲しまない自分の未来のために、何が出来るのでしょうか?会社は組織です。自分がやりたいことだけを出来るとは限りません。自分や周りの人たちの為の行動だと言えば何でもできる、して良い訳ではありません。やりたくない事をやらざるを得ない場合も有るかも知れません。だからこそ人生を一つの物語と捉え、ハッピーエンドになる様に考えていけると良いかも知れません。物語には山もあれば谷もあります。谷があるからこそ山が気高く映るのかも。

「貴方は貴方の人生という物語のかけがえのない主人公です」

「だからこそ、その物語をハッピーエンドにしていきましょう」

個人の経歴や業績から成功体験などを導き、キャリアの流れを物語として紡ぐ事で、これからの未来(ハッピーエンド)に向かう活力を引き出す。これがナラティブ・アプローチです。医療や介護の世界でも良く用いられています。そしてそれを他者の言葉で気付くのがキャリアコンサルティングであり、一緒に考えてくれるのがキャリアコンサルタントなのです。
(※現在、平成28年4月よりキャリアコンサルタントの国家資格化により、公式・非公式にキャリアコンサルタント、又は類似名称を名乗ることができるのは有資格者のみとなっています)

ナラティブ・アプローチはアメリカのマーク・L・サビカスさんが提唱した理論です。決してスピリチュアルな話ではありませんが、全てを説明するにはまだまだ時間が足りませんが、興味のある方は是非、ネットで十分ですのでご確認くださいね。たくさんのページで紹介されていますよ。

肥田 憲和

国家資格キャリアコンサルタント 「キャリアコンサルタントが不要になる社会」を目指して地道に活動しています。キャリアコンサルタントひだっちのキャリコン日記を、たまに書いてます。 https://ameblo.jp/cda-hida/